テレシネとは、シネマつまりフィルム映像を、テレビつまりビデオ映像に変換する事で、
この呼び名は俗語であるが解りやすい呼び名である。
ではなぜ、今この問題に関わりたいのか?
それは66歳になった弘史左衛門は、40年前から撮り溜めた8mmフィルム映像を
ビデオ映像に変換したい為である。
それならそうゆう事をしてくれる業者に任せればいいではないか、と言う人もいる
だろうが、その為には貴重なフィルムを切断したりして編集する必要がある。
これは編集方針が変われば
切断したフィルムは永久に元のごとくには戻らない。
編集はDVでやれば更に複雑な事も簡単に出来るし、
貴重なフィルムを一切加工する必要がないのが大メリットである。
また、ビデオに変換する理由の大きな必要性は
フィルムを映写機にかけて映写する、という操作を若い世代は知らない人が多い。
フィルムが映写機にからまったりしても、対処が出来ない。また映写機そのものの
管理も出来る人は居ないに等しい。破損劣化部品も既に製造販売されてもいない。
メーカそのものが映写機部門を廃止しているからだ。
ところで、
映写機で映写された映像をビデオカメラで撮影しても完全なビデオを作る事は出来ない。
ビデオは1/30秒で動き、フィルムは18/1秒とか24/1秒で動くから、タイミングが合わず
映像がチラチラと目障りなフリッカー現象を起こしてしまうからだ。
テレシネ業者が使う映写機は特別な機械で、極めて高価な機械だそうだ。
また、そうした機械は特別なところで作っているようで
販売されていたとしても、買える訳がない。
そこで、ここでは、そうしたフリッカーゼロの映写機を自作してしまおう、
という訳なのである。
当然、工作機械の旋盤やフライス盤ぐらいは所有していないと自作は無理だ。
しかし、まあ、図面を持っていって町の工場で部品を削ってもらい、組み立てなどは
自分でやれば自作出来る事になるから、その気迫と根性があればよいだけだ。
で、まず、根幹となるシャッターとカム構造から考察してゆかねばならない。
既に何枚かは描いてきたのだが、整理されかけてきた図面を左の見出しから
掲載してゆきましょう。TereFrame
03.5.23 弘史左衛門 記